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絶滅の恐れのある種を守る
カリフォルニア州はアメリカ国内で動植物の種が最も多い州のひとつであることを誇りとしています.しかし,カリフォルニアに住居を置く人がますます増えその誇りも危うい状態になっています.人口が急速に増加している州のひとつであるカリフォルニアは,絶滅の危機に瀕した種の数が国内で最も多い州のひとつでもあります.ここで手を打たなければ,次に起るのは絶滅です.
鳥類個体群の生態等を研究しているInstitute for Bird Populationsの研究者は,このような種のできるだけ多くを絶滅させないようにするために必要とされるデータを提供しています.データを解析するために,Dan Rosenberg氏のような研究科学者は Mathematica を利用しています.
「データは,減少の原因を突き止め可能な管理策を評価するのに役立ちます.私たちは,ある種の鳥が特定の個体群の中に何羽存在するかを推測するために Mathematica を使っています.私たちは出生率と死亡率の変化に対してどのように個体群が反応するかについてのシミュレーションを作成するためのツールとしても Mathematica を使い始めました」とRosenberg氏は話しています.鳥類個体群の研究に対して世界的なアプローチを促進することを主眼とする非営利団体として,この研究所はこのような種類のシミュレーションが世界中の鳥類保護に役に立つことを期待しています.
現在研究されている種のひとつに,アナフクロウがあります.かつてはカリフォルニアのいたるところで見られたのですが,今では中央とインペリアルバレー地方に限られています.おそらく生息地の消失がフクロウを絶滅の危機に追いやった主な要因です.しかしフクロウが巣を作り餌を探し回る農業地域における多量の農薬の使用,あるいはジリスの毒殺(アナフクロウは最終的にジリス(地栗鼠)が建設した巣穴に巣を作る)等の強行な農業経営方法にもその原因があるかもしれません.農業,開発,アナフクロウの正常な個体数すべてに適した解決策が模索されているところです.
しかし研究者がフクロウの誕生,死,移動の変化率等の個体群動態についてもっとよく理解するまで,確実と言えるものは何もありません.「私たちは Mathematica で無作為化検定と確率研究を行い,これらの動態特性がどのように個体群の動態に影響してきており,また将来影響していくのか,そして最終的にアナフクロウの正常な個体数だけでなく他の種の個体数にどのように影響していくかを見積るための検定方法をシミュレーションします.私はまだ Mathematica を使い始めたばかりですが,学ぶにしたがって,私の研究の中心となっていくことでしょう.」
研究者の結果が,より多くの鳥類を守る方法を教えてくれることになるといいですね.
使用された Mathematica の主な機能:
- 数値計算--行列計算,リスト,統計,確率計算
- グラフィックス
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